9/2 (土) みんなの家について語り合うシンポジウム「みんなの家、その先へ」開催 Home-for-All Symposium - Saturday 2 September at Warehouse TERRADA

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日時:9月2日(土)14:00~17:00
会場:寺田倉庫ホール(東京都品川区東品川2-6-10)
主催:くまもとアートポリス + NPO法人HOME-FOR-ALL
テーマ:「みんなの家、その先へ」
主旨:
「みんなの家」は東日本大震災(2011)や熊本阿蘇地方での土砂災害(2012)や 熊本地震(2016)を踏まえ、家を失った人々が集い、暖を取り、飲み、食べ、語り合えるようにと仮設住宅団地内を中心に提案されたささやかな憩いの場である。「みんなの家」は次の3つのテーマを掲げ、今日までに三陸地方では16棟、熊本地方では2棟+84棟が完成し、なおつくられ続けている。

・みんなが一緒に考え一緒につくる
・人と人の心のつながりを回復する
・生きるエネルギーを育む

東北では建築家が国内外からの寄付を募ってつくられたのに対し、熊本では県知事主導によって仮設住宅50戸毎に設けられる「集会場」や「談話室」を全て木造の「みんなの家」として公共の資金や財団及び民間企業からの寄付金によってつくられた。

大災害を契機に提唱された「みんなの家」は小さなコミュニティを回復する場として、災害地以外の地域においても広がりを見せ始めている。

さらに熊本では仮設住宅の次のステップとしてアートポリス主導による災害復興公営住宅の計画も進みつつある。

そこでくまもとアートポリス建築展2017の東京シンポジウムでは、熊本県が未だ復興道半ばであることの情報発信と合わせて、「みんなの家」はどのような役割を果たしてきたのかを検証し、「みんなの家」や災害復興公営住宅が明日の地域生活のモデルとなりうるのかを考えてみたい。

進行:
全体を3つのパートに分け、パート毎に2~3名が5分程度のプレゼンテーションを行い、その後くまもとアートポリス関係者(4名)及びHOME-FOR-ALL関係者(4名)を含めてコメント、ディスカッションを繰り返す。

東北での「みんなの家」をめぐって
発表者:
平田晃久(陸前高田みんなの家)
大西麻貴(東松島こどものみんなの家)
近藤哲雄(七ヶ浜みんなの家)

熊本での「みんなの家」をめぐって
発表者:
日本建築家協会熊本地域会
代表 原田展幸(西原村小森第2のみんなの家)
熊本県建築士事務所協会
代表 山室昌敬(西原村小森第3のみんなの家)
熊本県建築士会
代表 甲斐健一(西原村小森第4のみんなの家)

熊本での災害復興公営住宅をめぐって
発表者:
工藤和美(甲佐町白幡地区・乙女地区)
内田文雄(宇土市境目団地)
岡野道子(甲佐町住まいの復興拠点施設)

コメンテーター:伊東豊雄(総合司会)
アートポリスアドバイザー:桂英昭、末廣香織、曽我部昌史
HOME-FOR-ALL:山本理顕、妹島和世、アストリッド・クライン