寒さ厳しくなる11月28日、一級建築士事務所「設計室」代表、ローカルアーキテクトである渡瀬 正記様、Zyaoyang studio代表のチャオ・ヤン様に気仙沼大谷みんなの家にお越しいただきました。
その後、現地の報告とともに気仙沼大谷みんなの家周りのビフォーアフターのお写真を頂きました!
お二人とも完成から2年ぶりの訪問です。
震災から5年を迎える被災地の今を渡瀬さんのレポートからご覧ください。
11月28日に気仙沼の大谷港を訪問しました。よく晴れて海の青がとてもきれいな日でした。
-ご覧いただいている様子-
大谷のみんなの家の計画が始まった時は震災からすでに2年が経過していましたが、当時、大谷漁港は復旧の途中で震災の傷跡も生々しいものでした。ひさしぶりに訪れた大谷の港はすっかりきれいに整備されていて、2年前とは全く違っていました。もちろん港付近まで家々が建て込んでいたという震災前の姿とは全く違った形だとは思いますが、それでも何か新しいスタートを切ったのだという感じがあり、うれしく感じました。
-建設当時の様子-
-今回の様子-
現地では、みんなの家の建設の際にお世話になった髙橋工業の髙橋さんにひさしぶりにお会いして案内していただき、いろいろ面白いお話しを聞かせていただきました。完成後の港の地盤に合わせて施工したため引渡し当時は剥き出しだった建物の基礎も計画通り埋まり、作業場を覆う屋根の天井に張った構造用合板も潮風にさらされて枯れて良い色になっていました。
-建設当時の様子-
今回の様子-
港ではわかめの種付けが終わり、もうじきアワビ漁がはじまるそうです。大谷のみんなの家はみんなで使う港の作業場としてしっかり地元の方々の役に立ってくれているそうで安心しました。
渡瀬正記さま、チャオ・ヤンさま、誠にありがとうございました。