東日本大震災から6年、平田みんなの家が建てられ5年もの月日が過ぎました。かつて平田第6仮設団地で暮らした方々も復興住宅へと移られ、自治会長を務めてくださった方も、ついに今夏離れますとのお話を聞き、平田に赴きました。
すでに復興住宅へと移られた元自治会メンバーのお母さんたち、当初からご協力頂いている釜石市役所の方々、とても懐かしい顔ぶれが再びみんなの家に集まり、現在の復興状況や、みんなの家を含む平田仮設団地の今後の使われ方について話し合いました。
話し合いの後は、みんなの家の囲炉裏を使い、久しぶりにみんなで夕飯を食べました。地元のお肉屋さんの美味しいお肉と、釜石で獲れたお刺身、岩手県産のお酒をたくさんいただき、建設時のお話や、長年の思い出話をしながら夜まで飲み会を行いました。
平田みんなの家は建てられた2012年5月から現在まで、2万2千人が集まる場所として活用し、建築としての役割を全うしました。こんなにも多くの方が集まり使われたのも、自治会長を初めとした自治会方々の尽力があったからこそです。
「みんなの家には本当にたくさんの思い出があって、みんなの家がなかったら、震災を乗り越えられなかった。みんなと集まれる素晴らしい場所だった。」
とてもありがたいお言葉を頂き、また必ず集まりましょうと約束し、平田を発ちました。
平田みんなの家は、今後も集まる場所、集まるシンボルとして存続します。