くまもとアートポリス みんなの家 の 展覧会を行いました

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「くまもとアートポリス みんなの家 の 展覧会」が、熊本市現代美術館にて、2017年11月17日-2018年1月8日の期間開催いたしました。

本展は、NPO法人HOME-FOR-ALLが推進する「みんなの家」がある仮設住宅で生活する、8歳から73歳までの入居者等計14名が撮影した「被災地の日常の写真」を展示した写真展です。 被災者が当事者目線で被災地の現状を発信できるよう一眼レフカメラを渡し、プロのフォトグラファーからの写真講座を開きました。HOUSEが建物を、HOMEがふるさとや家庭や、心のよりどころを示すように、地震で倒壊した建物以上に被災地の日常やHOMEに目を向けてもらいたくクライン ダイサム アーキテクツが企画しました。

また来場者や公募で募った「HOME -日常の写真-」をダンボールハウスに貼る参加型展示も行い、これまでに200枚以上の写真が集まっています。この展示物は、熊本大学田中智之研究室の学生が1/3サイズの益城町テクノ仮設団地みんなの家を段ボールで制作したものです。 

12月2日には、展覧会のオープンニングイベントとして、展覧会の写真を撮影した仮設住宅の入居者や熊本地震の復興支援に関わるゲストとくまモンを招き、「熊本のいま、そして」をテーマにペチャクチャイベントを開催いたしました。 

The Kumamoto Artpolis x Home-For-All Exhibition is open at Contemporary Art Museum Kumamoto. The exhibition aims to show the lives of people living in temporary housing in Kumamoto, an area widely affected by the earthquake in 2016.

Klein Dytham architecture has helped to curate this special project that showcases the nearly 1000 photos taken by 14 residents of temporary housing following the earthquakes, aged from 8 to 73 years old. They were given cameras and photography lessons to tell their daily stories. Though many of these people lost their bricks and mortar houses, this exhibition is a moment for them to show us what “home” truly means to them. They remind us that a home is much deeper and more special thing than any house, temporary or otherwise.

In the spirit of creating Homes for ‘ALL’, one house in the exhibition has been intentionally left blank as a living installation, so that visitors can add their own images. This house, Mashikimachi Techo, was designed and built by students of Tomoyuki Tanaka from Kumamoto University and is partly made of cardboard.

On 2nd December the exhibition was opened with a PechaKucha Night special held at Contemporary Art Museum Kumamoto. The varied speakers included the local photographers who participated in the exhibition, those who are committed to the reconstruction of Kumamoto and the lovable Kumamoto mascot Kumamon!

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みんなの家、その先へ 好評販売中です!

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震災から7年目を迎えようとする中、様々な地域で災害が起こっています。
これまでNPO法人HOME-FOR-ALLでは前を向いた支援を行ってきましたが
今後の継承も重要な役割だと考え、東北・熊本でのみんなの家の活動をまとめた冊子
「みんなの家、その先へ HOME-FOR-ALL and beyond 」を発刊する運びとなりました。
発刊にあたっては、ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。

ご購入や詳細は下記よりご確認ください。
http://www.livingculture.lixil/publish/home-for-all-and-beyond/

出版元のLIXIL出版様にご協力いただき、重版された場合は印税の一部がNPO法人HOME-FOR-ALLを通して被災地の支援に使われることとなっております。書店や図書館でご覧になった際は、是非一度お手にとって頂きますと幸いです。

また、みんなの家に関係する様々な場所やイベントでも出張販売をしておりますので
お会いした際はぜひご購入ください!

DESIGNART 2017 トークイベント「みんなの家、その先へ」が開催されました!

  

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10月21日にDESIGNART 2017 トークイベント「みんなの家、その先へ」がCOMMUNE 2ndにて開催されました。
今回は雨の中だったにも関わらず多くの方にご来場いただき、3時間にも及ぶゲストの熱い議論のぶつかり合いなどもありとても充実したトークイベントになりました。

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今回のトークイベントは司会に山下保博、ゲストに伊東豊雄、山本理顕、岡野道子、柳澤潤、アストリッド・クライン、マーク・ダイサムを迎え対話形式での開催となりました。

前半ではそれぞれの建築家が担当したものを紹介しながらコンセプトや竣工に至るまでの経緯とそれにまつわるエピソードなどを語っていただき、後半でみんなの家が進むべき未来について建築家同士が議論し合うという構成でした。

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今回はDESIGNART 2017のイベントの一環ということもあり、普段建築や被災地とはあまり関わりのない方も多くご来場されており白熱する議論に耳を傾けておられるようでした。
 

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参加者の一人は「雨で少し寒かったが、こんなにたくさんの建築家のみなさんの話が聞けることもあまりないので、とても良かった。」とおっしゃっていました。
また会場ではドリンクやフードのコーナが近くにあり、暖かいサングリアを飲みながら話に聴き入る方も多く見られました。

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東日本大震災をきっかけにみんなの家は生まれました。

そしてはや6年が経過しました。

東北みんなの家の役割はその月日を経て担う役割も少しずつ変化しています。

ゲストの方とイベントに参加された方が質問したりそれぞれの意見を言ったりなどとてもアットホームな雰囲気の中「みんなで考えるみんなの家」を実現したとても貴重な時間になりました。
 

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10/21 (土) 11:30- HOME-FOR-ALL by DESIGNART at COMMUNE 2nd, Omotesando

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伊東 豊雄、山本 理顕、柳澤 潤、岡野 道子、山下 保博、Astrid Klein、Mark Dythamが関わるNPO法人HOME-FOR-ALL は東北・熊本の「みんなの家」プロジェクトについてトークセッションを行います。「みんなの家、その先へ」をテーマに、このプロジェクトが未来に何をもたらすのか、建築家たちがその先について何を考えているのか、ディスカッションを繰り広げていきます。
ディスカッション後には、登壇建築家達によるサイン会を行います。建築家達がデザインしたHOME-FOR-ALLのバッジを購入いただいた方限定となりますので、ぜひこの機会にバッジをお買い求めください!
またフードトラックが11:00からオープンするので、フードやドリンクを片手に気軽に建築家たちのトークをお楽しみください!
※ 当日の来場者の数によっては、入場制限を行う場合があります。
※ サイン会は終了時間が来次第終了とさせていただきます。

日にち:2017年10月21日(土)
時 間:11: 00開場、11:30開演、13:00終了、13:30サイン会開始、14:00サイン会終了
場 所:COMMUNE 2nd (東京都港区南青山3-13)
内 容:「みんなの家、その先へ」をテーマとしたトークセッション。みんなの家や熊本の災害公営住宅の設計者をお招きして、震災後の今後の可能性について話し合います。
登壇者: 伊東豊雄、山本理顕、山下保博、柳澤 潤、岡野道子、Astrid Klein、Mark Dytham

Join us for a conversation about NPO HOME-FOR-ALL's work in Tohoku and Kumamoto with Toyo Ito, Riken Yamamoto, Yasuhiro Yanagisawa, JunYanagisawa, Michiko Okano, Astrid Klein and Mark Dytham. The panel will also discuss what the future holds for completed projects and what new developments are planned in these areas. The food trucks will be open from 11:00 ready for you to enjoy food and drinks during the talk. 
* There is the case of the restricted admission according to the number of people.

Date:Saturday 21st of October, 11.30am
Place : COMMUNE 2nd (3-13, Minami-aoyama, Minato-ku, Tokyo)
Schedule:
11:00 Open
11:30 Talk session starts
13:00 Talk session ends
13:00 Autograph session to the people who buy the Home-for-All budges designed by the architects starts
13:30 Autograph session ends
Presenters : Toyo Ito, Riken Yamamoto, Yasuhiro Yamashita, Jun Yanagisawa, Michiko Okano, Astrid Klein and Mark Dytham

9/2 (土) みんなの家について語り合うシンポジウム「みんなの家、その先へ」開催 Home-for-All Symposium - Saturday 2 September at Warehouse TERRADA

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日時:9月2日(土)14:00~17:00
会場:寺田倉庫ホール(東京都品川区東品川2-6-10)
主催:くまもとアートポリス + NPO法人HOME-FOR-ALL
テーマ:「みんなの家、その先へ」
主旨:
「みんなの家」は東日本大震災(2011)や熊本阿蘇地方での土砂災害(2012)や 熊本地震(2016)を踏まえ、家を失った人々が集い、暖を取り、飲み、食べ、語り合えるようにと仮設住宅団地内を中心に提案されたささやかな憩いの場である。「みんなの家」は次の3つのテーマを掲げ、今日までに三陸地方では16棟、熊本地方では2棟+84棟が完成し、なおつくられ続けている。

・みんなが一緒に考え一緒につくる
・人と人の心のつながりを回復する
・生きるエネルギーを育む

東北では建築家が国内外からの寄付を募ってつくられたのに対し、熊本では県知事主導によって仮設住宅50戸毎に設けられる「集会場」や「談話室」を全て木造の「みんなの家」として公共の資金や財団及び民間企業からの寄付金によってつくられた。

大災害を契機に提唱された「みんなの家」は小さなコミュニティを回復する場として、災害地以外の地域においても広がりを見せ始めている。

さらに熊本では仮設住宅の次のステップとしてアートポリス主導による災害復興公営住宅の計画も進みつつある。

そこでくまもとアートポリス建築展2017の東京シンポジウムでは、熊本県が未だ復興道半ばであることの情報発信と合わせて、「みんなの家」はどのような役割を果たしてきたのかを検証し、「みんなの家」や災害復興公営住宅が明日の地域生活のモデルとなりうるのかを考えてみたい。

進行:
全体を3つのパートに分け、パート毎に2~3名が5分程度のプレゼンテーションを行い、その後くまもとアートポリス関係者(4名)及びHOME-FOR-ALL関係者(4名)を含めてコメント、ディスカッションを繰り返す。

東北での「みんなの家」をめぐって
発表者:
平田晃久(陸前高田みんなの家)
大西麻貴(東松島こどものみんなの家)
近藤哲雄(七ヶ浜みんなの家)

熊本での「みんなの家」をめぐって
発表者:
日本建築家協会熊本地域会
代表 原田展幸(西原村小森第2のみんなの家)
熊本県建築士事務所協会
代表 山室昌敬(西原村小森第3のみんなの家)
熊本県建築士会
代表 甲斐健一(西原村小森第4のみんなの家)

熊本での災害復興公営住宅をめぐって
発表者:
工藤和美(甲佐町白幡地区・乙女地区)
内田文雄(宇土市境目団地)
岡野道子(甲佐町住まいの復興拠点施設)

コメンテーター:伊東豊雄(総合司会)
アートポリスアドバイザー:桂英昭、末廣香織、曽我部昌史
HOME-FOR-ALL:山本理顕、妹島和世、アストリッド・クライン

建築倉庫にて「みんなの家展」開催中です!!Home-for-All Exhibition is now open at Archi-Depot Museum !

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現在、建築倉庫では「みんなの家展」を開催しています。
今までに建てられたみんなの家の模型と完成に至るまでのエピソードを見ることができます。

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東豊雄、妹島和世、山本理顕ほか多数の模型作品を展示しており、最近完成した七ヶ浜みんなの家きずなハウスの模型も展示しております。


また実際にみんなの家を使っている方々の写真やインタビューをまとめたショートムービーも放映中です。

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みんなの家の模型を一堂に介して見るまたとない機会です。
作家たちの思いとそれを使う住民の方々の思いが詰まった展示会にぜひ足をお運びください。

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【基本情報】

開催期間:8月8日から9月30日まで
開館時間:火~日 11:00-20:00(最終入館19:00)、 毎週月曜日休館(ただし月曜日が祝日の場合は翌日休館)
入 館 料  :一般 ¥2,000 大学生/専門学校生 ¥1,000 高校生以下 無料

※詳細は建築倉庫のHPをご覧ください

加えて2017年9月2日(土)14時より くまもとアートポリス建築展2017東京シンポジウム「みんなの家、その先へ」開催予定!

建築倉庫ミュージアムで開催中の「みんなの家」展とも連動して「みんなの家」がどのような役割を果たしてきたのかをみんなの家に関わる多くの建築家と検証するとともに、いかにして「みんなの家」や災害公営住宅がこれからの暮らしのモデルとなりうるのかを皆さんと話し合います。

開催期間: 2017年9月2日(土)14:00ー17:00
開催会場: 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル G3-6F
入場料 : 無料
申込方法:当日先着順 定員300名
※詳細は建築倉庫のHPをご覧ください
https://archi-depot.com/event

「七ヶ浜みんなの家 きずなハウス」がオープンしました!Shichigahama Home-for-All is now open !

2017年7月21日

七ヶ浜みんなの家オープニングセレモニーが開かれました。

「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」は震災当時から被災者支援を行なっているNPO法人レスキューストックヤードさんをはじめとする多くの企業、ボランティア、そして町の皆様のご協力により完成いたしました。

レスキューストックヤードの代表理事の栗田暢之さんによると、七ヶ浜みんなの家きずなハウスの運営スタッフは6人中5人が地元の方ということで、将来的に地元の人が運営をしていく施設となるそうです。

中には震災当時、小学生だった方が今、高校生となってきずなハウスでアルバイトをしてくれているという嬉しい話も聞くことができました。

七ヶ浜みんなの家は七ヶ浜中央公民館(生涯学習センター)の敷地内にあり、震災直後は仮設商店街があった場所です。今日は当時仮設商店街でお店を出されていた方もお手伝いとして参加しているとのことで、多くの方がオープンを待ち望んでいたそうです。

きずなハウスも仮設商店街で駄菓子やたい焼き風のボーちゃん焼きというおやつを販売しながら地域の方々の交流の場として運営されてきました。

オープンということもあり駄菓子を求める子どもたちで大盛況でした。

七ヶ浜町長さんから

「今日から夏休みですので子どもが沢山使ってくれることでしょう。たくさんの努力と叡智をもとにみんなの家きずなハウスが完成したことだと思います。町民を代表して厚く感謝申し上げます。」とお言葉をいただきました。

七ヶ浜にある小学校はこの日から夏休みということもあり多くの子供たちがやってきて宝探しゲームやパン食い競争ならぬボー食い競争などを行いました。ビンゴゲーム大会では数字が発表されるたびに歓声が上がり大変な盛り上がりでした。

かき氷やみんなの家のすぐ脇にあるピザ窯で焼いたピザが振る舞われお昼には地元のお母さんたちが作ったのりカレーも振る舞われました。

暑い日差しももろともせず子たちはずっと走り回っていました。

地元の方の期待も大きいようです。

いつも生涯学習センターを使うという方にお話を聞くと

「七ヶ浜町にはこのような子どもたちが集まって遊べるようなところはあまりなかったから嬉しいし、子ども大人関係なく公民館や生涯学習センターを利用した後にお茶を飲みに寄ったり友達とおしゃべりできる場所ができてこれからが楽しみです。」とのことです。

この日は炎天下の中多くの方がみんなの家のオープニングセレモニーに参加しました。

住民さんの日常的な拠り所となることはもちろんのこと、毎月いろいろなイベントがある七ヶ浜町にとっても多くの期待が集まる七ヶ浜みんなの家きずなハウスはたくさんの人に見守られながら幸先の良いスタートを切りました。

七ヶ浜みんなの家が完成に向かっています!Shichigahama Home-for-All is nearly completed !

七ヶ浜みんなの家はNPО法人レスキューストックヤードさんにより運営されます。

NPO法人レスキューストックヤードさんは震災後、地域の方たちから上がった「子供たちの遊べる場所がない」、「子供たちが危険な場所で遊ぶようになった」という声に応えるべく子供たちの遊び場である「きずなハウス」をつくりました。

当初は仮設のプレハブ小屋、現在は七ヶ浜中央公民館の一室を間借りして運営されている「きずなハウス」ですが、より多くの方に訪れてもらえるように生涯学習センターの敷地内に「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」を建築する事になりました。

 

2月1日に地鎮祭が執り行われました。

七ヶ浜町長、副町長、教育長をはじめ、町議会議長、社会福祉協議会会長、役場職員、施工主のシェルターさん、そして運営するレスキューストックヤードさんなどご参列頂きました。

 

 

町長からは「子どもたちが気軽に訪れて、活き活きと過ごせる場所にしてほしい」と激励の言葉を頂きました。

 

 

七ヶ浜みんなの家プロジェクトが河北新報(2017年2月3日付)に掲載されました。

 

こちらは5月19日に柱建てをおこなった時の様子です。

施設を運営するレスキューストックヤードさんと住民の方と柱の一本目を建てました。

上棟を終え、地域の方々からは「いよいよ全体が見えてきて、待ち遠しい」、

「完成が楽しみ」と嬉しいお言葉を頂いています。

 

震災からの復興を支援するだけでなく、将来にわたって活き活きとした子供たちの活動の拠点となる事を願って、「七ヶ浜みんなの家」は建てられます。

七ヶ浜みんなの家きずなハウスは竣工に向けて着々と進んでいます。

完成後はワークショップなど様々なプログラムを通じて、地域のみなさんと一体となってみんなの家をつくりあげていきます。

 

 

平田みんなの家でのお別れ会 Farewell party at Heita Home-for-All

東日本大震災から6年、平田みんなの家が建てられ5年もの月日が過ぎました。かつて平田第6仮設団地で暮らした方々も復興住宅へと移られ、自治会長を務めてくださった方も、ついに今夏離れますとのお話を聞き、平田に赴きました。

すでに復興住宅へと移られた元自治会メンバーのお母さんたち、当初からご協力頂いている釜石市役所の方々、とても懐かしい顔ぶれが再びみんなの家に集まり、現在の復興状況や、みんなの家を含む平田仮設団地の今後の使われ方について話し合いました。

話し合いの後は、みんなの家の囲炉裏を使い、久しぶりにみんなで夕飯を食べました。地元のお肉屋さんの美味しいお肉と、釜石で獲れたお刺身、岩手県産のお酒をたくさんいただき、建設時のお話や、長年の思い出話をしながら夜まで飲み会を行いました。

平田みんなの家は建てられた2012年5月から現在まで、2万2千人が集まる場所として活用し、建築としての役割を全うしました。こんなにも多くの方が集まり使われたのも、自治会長を初めとした自治会方々の尽力があったからこそです。
「みんなの家には本当にたくさんの思い出があって、みんなの家がなかったら、震災を乗り越えられなかった。みんなと集まれる素晴らしい場所だった。」
とてもありがたいお言葉を頂き、また必ず集まりましょうと約束し、平田を発ちました。

平田みんなの家は、今後も集まる場所、集まるシンボルとして存続します。

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新浜みんなの家の開館式典が行われました!The opening ceremony of Home-for-All in Shinhama.

 

4月17日(月)15時開式
新浜みんなの家にて開館式典を行いました。
福田町の仮設から新浜に戻ってきた住民さんも大勢参加して大変賑わいました。
もともとみんなの家第1号だった仙台市宮城野区みんなの家がプレハブ仮設住宅の解体に合わせてここ新浜に移築され、その開館式典は青空こそ見えなかったもののみんなの家と故郷を愛する人たちの温かさであふれていました。
震災メモリアルとしての役割も担っていたこの家は建築資材などを可能な限り再利用し、ほぼ移築前の姿通りに再現したため住民さんも馴染み深いようでした。

 

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仮設住宅に住んでいた住民さんとの久しぶりの再会を果たし思い出話しにふける様子や涙を浮かべる住民さんもいらっしゃいました。
 

生活感やみんなの家が愛されている証がちらほら…

生活感やみんなの家が愛されている証がちらほら…

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移築後もみんなの家には楽しい時間がゆったり流れています。
みんなの家はみんなで一緒にご飯を食べたり話したりする所がないという声から生まれました。そしてうれしいことにこの日、住民さんの一人は「みんなでこの座布団でご飯食べてましたよ。」と教えてくれました。
みんなの家はそこに暮らす人とともに成長していきます。
熊本からの応援でくまモンも新しい仲間になりました!(テレビの上に座ってます)

福田町の仮設からみんなの家を利用していたという住民さんは「津波がなかったらと考える事もあるけどどうしようもなかった。当時は辛かったけど今はまたここでみんなに会える。」とおっしゃっていました。みなさん素敵な笑顔で私たちも元気をもらいました。今後もみんなの家がますます元気になりそうです!

福田町の仮設からみんなの家を利用していたという住民さんは「津波がなかったらと考える事もあるけどどうしようもなかった。当時は辛かったけど今はまたここでみんなに会える。」とおっしゃっていました。

みなさん素敵な笑顔で私たちも元気をもらいました。今後もみんなの家がますます元気になりそうです!